
みなさんが手にする缶やペットボトルのジュースやお茶は工場でつくられていますが、サントリーでは安全で安心な商品をお届けするために、おいしいことはもちろん、人や環境にもやさしい商品づくりに取り組んでいます。今回は、サントリー榛名工場の川上さんにお話を聞きました。


サントリー榛名工場では、「BOSS」、「伊右衛門」、「DAKARA」をはじめ8品目の清涼飲料水をつくっています。缶コーヒーやペットボトルのお茶の中味をつくり、容器につめ、ラベルをはり、箱につめる作業がおこなわれています。出来上がった商品は工場からいろいろなお店に届けられます。

ぼくは会社に入ってから最初の4年間は、お茶やコーヒーの中味をつくっていました。商品をつくるためにはさまざまな機械を使います。機械がおいしいお茶やコーヒーをつくるために考えられたレシピ通りに、動いているかを自分の目でしっかりとチェックし、出来上がった中味のかおりや味を確認する仕事をしていました。
今は、サントリー榛名工場全体の省エネについて考えています。ジュースやお茶などの清涼飲料水をつくるためには、電気、燃料などいろいろなエネルギーや水が必要です。すでにいろいろな省エネの取り組みをおこなっていますが、むだに使われているエネルギーがないかどうかを調べたり、もっとエネルギーを節約できる方法がないかを考えたりすることがぼくの役目です。
そのためには中味がどのようにつくられるかを知っていなくてはならず、最初の4年間の仕事の経験は、とても役立っています。


工場でエネルギーを使う時、二酸化炭素(CO2)が発生します。二酸化炭素は、地球温暖化の原因の一つと言われていますのでその量を減らすことは、地球の環境を守るためにとても大切なことです。そこで、サントリーでは、サントリー榛名工場をふくめ、すべての工場から出される二酸化炭素の量を減らす工夫もしています。
たとえば、どんな時に二酸化炭素ができるかというと、コーヒー豆をひくなど材料に手を加える時、中味となるお茶やコーヒーをつくるためにたくさんのお湯をわかす時、ペットボトルや缶といった容器をきれいに洗う時です。どうすればむだなエネルギーを使わないで、できるだけ二酸化炭素の発生が少なくなるかを考えています。
工場の設計図と機械とそれをつなぐたくさんのパイプが組み合わさったつくりを見比べながら、どんなエネルギーがどのように流れて使われているのか、エネルギーの状態を調べて、より良い省エネの仕組みや方法がないかを考えています。


何より大切なのは、いつでもおいしく、安全で安心な商品をつくり続けてみなさんのお手元に届けること。そのために、サントリーの工場ではいろいろなことをおこなっています。
たとえば、商品をつくっている場所に入る時は、入口でエアーシャワーを浴びてユニフォームに付いたちりやほこりを強い風でふき飛ばし、体を清潔にします。また、決められた人以外は勝手に入れないように、ID認証というシステムで人の出入りをチェックしています。それから、お茶の葉やコーヒー豆がいつどこから工場に届き、いつ、どの商品に使ったのか、すべて細かく記録をとっています。ですから、商品になった後も商品のもとになった材料にまでさかのぼって確認することができます。
このようにサントリーの一員として、「すみずみまで気を配って安全であること、安心であること、そして変わらないおいしさをいつも確認しているので、サントリーの商品は安心です!」と、胸を張って言えるように、気を引きしめて毎日取り組んでいます。

工場の省エネについて考えていますが、使われているエネルギーには目的があるので、エネルギーを減らすためにはいろいろな条件をクリアしなければなりません。その分責任も大きく、やりがいがあります。考えた方法で、工場で使うエネルギーが少なくなった時は本当に良かったと思います。
ぼくには知識や経験がたりないので、仕事で頭をなやませることもありますが、相談にのってくれるよい先ぱいたちにめぐまれて良かったと思います。仕事の後に先ぱいたちと楽しく食事やおしゃべりすると、明日もがんばろうと元気になれます。

環境や省エネについての知識をもっと増やしたいと思っています。そのためにはもっと勉強したり、いろいろなことを経験したいです。


自分の役割をもつことはとても大切なことです。学校でも家でも何か一つ、自分の役割を決めてやってみましょう。大変な時もあるかもしれませんが、がんばってやり続けることが自信につながり、自分の心の支えにもなります。何事もやりたくない、めんどうくさいと簡単に投げ出さないで、いろいろなことにちょう戦してみてください。

インタビューを終えて……
インタビューを始める前、ピカピカにみがかれた、たくさんの機械やパイプが並んでいる工場の中を、案内していただきました。「伊右衛門」「サントリーウーロン茶」「BOSS」がどうやってできるのか、一つ一つの作業の内容をていねいに解説してくれた川上さん。インタビューから、おいしく、安全なものをみなさんにお届けしようという責任感が伝わってきました。
